フロンティア精神

 
 
フロンティアといえば「最前線」や「新天地」の意味合いをもつコトバだ。
 
 
主に、アメリカ合衆国がフロンティアというコトバを使用する。
少し歴史を見てみよう。
1492年、クリストファー・コロンブスによりアメリカ大陸が西欧人に発見される。
それ以降、西欧人達はアメリカ大陸に移住し、どんどん大陸を開拓していく。
1800年代になると、アメリカの開拓は過熱さが増していく。
そして

アメリカの言う「フロンティア」とは実際には「アメリカ先住民の掃討の最前線」であり、スー族に対する「ウンデット・ニーの虐殺」があった1890年に「アメリカ先住民の掃討が完了した」としてアメリカ政府は「フロンティアの消滅」を宣言した。(wiki先生より抜粋)

つまり
 
アメリカ先住民(インディオ)の大量虐殺=フロンティア
 
なのだ。恐るべしはアメリカ。いや白人か。フロンティアスピリットとは、そういう言葉なのだ。まあ、白人の迫害の歴史はどうでもいいとして、ボクのいうフロンティアとは、やはり
 
 
新天地
 
 
のことなのだ。新天地。なんと美しい響き。なんと心躍る響き。というわけで、ルーザーズサークルの管理人とボクたちのフロンティアを求めて冒険に出たのだ。秋葉原という街へ。
 
 
 
秋葉原はまさにフロンティア。
いつのまにか、誰も知らない場所に、知らないお店が出来ている。誰も考え付かなかったお店。誰もアイデアがでなかったようなお店。そんなお店で溢れている。
メイド喫茶は今ではそれこそどこでも見かける風景になってしまったが、数年前まではフロンティアだった。そしてメイド喫茶の氾濫により「フロンティアの消滅」が起こる。それ以後、さまざまなお店が登場する。膝枕耳かき店、コスプレ居酒屋、おいも屋本舗、メイドカジノ、etc.etc
 
どれもこれも、ボクたちの中で、そこはフロンティアだった。
 
そして、それらを越える新たなるフロンティアに足を踏み入れた。先日の話だ。そこは……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
足で踏まれるリフレ
 
 
 
あきば踏みっ娘学園
 
 
 
 
 
※注)エッチな風俗店ではありません。
 
 
 
 
 
誤解のないように説明しよう。
この店では、『体全体の筋肉をほぐし、エンターテインメント性を付加する事により、固くなった心もほぐす事が目的』というコンセプトのもとに、女子高生風のブレザーを着て、黒のニーソックスをはいた女の子が、来店したお客さまの、足の裏をはじめとした腰などを踏み、その圧力によるマッサージを行うところなのだ。
 
 
よく子供のころ、お父さんに「足の裏に乗って踏んでくれんか? 10分で50円のおこずかいあげるよ」というように言われたことがある人も多いでしょう。ようはそれです。それを商売にしちゃっただけです。純粋なお店なのです。
 
 
しかし、このお店、今までのメイド喫茶などでは行ったことがないような場所にお店を構えていました。研究してからじゃないと、とてもじゃないけれどもそこには辿り着くことが出来ないほどに。まさにフロンティアの名にふさわしいではないか!
 
 
 
インドの音楽が流れてくるお店の前を横切り、ブィ〜〜〜ンと響き渡る大人のオモチャのお店の前を横切ることでようやくたどり着きます。フロンティア。
 
 
たどり着くと、ブレザーを身にまとった女子校生がボクたちを迎えてくれました。もはや、なんという言葉で迎えられたかなんて覚えていません。「おかえりなさいませ、ご主人様」ではなかったと記憶しております。すると、女子校生が聞いてきます。
 
「今日のコースはどうなさいますか?」
 
コ、コース? どんなのがあるの?
 
「えっとですね

  • おためしコース(20分) 2200円 初回のみ
  • 新任先生コース(30分) 3200円
  • 教頭先生コース(50分) 5200円
  • 校長先生コース(60分) 6200円

がありますけど、どうしますか?」
 
 
んー、新任先生コースで!
 
「はい、かしこまりました」
 
というわけで、お店の奥へと案内されます。そこは10畳間くらいの一室でした。その部屋はカーテンで3つのエリアに区切られており、それぞれのエリアには、マットが敷いてありました。材質は全然違うのですが、体育のマット運動で使うようなマットの形状だと思っていただければ問題ありません。どうやら、その上に寝そべって、足踏みマッサージをしてもらうようです。
 
 
寝そべる前に、いろいろなことを聞かれます。

  • お名前
  • どこが調子悪いのか
  • 踏んではいけない場所はないか

などなどです。ボクはこういう店に来るとまず偽名を使います。そうですね、いつも福田と名乗っています。別に意味はありません。女子校生からの質問に、「福田です」と答えたら……、
 
「福田先生ですね、よろしくお願いします」
 
きゅん
 
先生って呼ばれちゃいました。どうやら、先生が生徒に足踏みマッサージをされるという設定のようです。ベタベタだけども、ちょっと新鮮。というわけで、生徒の女子校生に
 
「福田先生、マットに寝てください」
 
う、うつぶせですか? あ、あおむけですか?
 
うつ伏せに決まってるのに、ついつい聞いてしまいました。照。その後、うつ伏せになったボクと、生徒の女子校生の1対1のマッサージが始まります。
 
 
 
が、その前にひとつ気がついたことが。
女生徒、自分の名前をボクに名乗ってないやん! 自己紹介しないとか!
 
 
 
 
ちょwwww
この学園ではどんな教育してるんだよ!
ちょっと教育している先公でてきやがれ!!!!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あ、俺が先生やん。福田先生やん。
 
 
 
というわけで、結局名前を聞くこともなく終わってしまいます。
さて、マッサージですが、ボクがマットにうつ伏せになると、バスタオルを背中に敷いてくれます。バスタオル越しに踏んでくれるわけですね。
 
これが、ジツにキモチガイイ
 
ちょっと舐めていました。普通に気持ちが良かったです。そりゃあ、お父さんも子供に足の裏を踏ませるわけだよ。とちょっぴり納得してみたり。しかし、ボクはうつ伏せ、女生徒はボクの背中で足踏み。つまり、互いの顔が見えないのではないか? という疑問が生まれます。しかし、心配することなかれ。なんと、
 
 
 
 
 
マット横の壁に鏡が置いてあり、ちょっと首をひねって横を向くと鏡越しに女生徒を見つめあいお喋りしながらマッサージが可能です。
 
 
 
トーマス・エジソンに匹敵するほどの発明じゃないですか! ボクは必死に首を傾けて鏡越しに女生徒を見ます。しかし、鏡が小さい! なかなかうまく顔が見えません。ボクの体が硬いからでしょうか? つーか、
側壁全面鏡張りにすればいいのに
と、心の中では思ったりなんて、決してしていません。そんなこんなで20分ほど経ち、マッサージも佳境にさしかかると、ふと思いつきました。
 
 
 
 
 
 
 
これって、首を180度曲げれば、女生徒の神秘の三角ゾーン丸見えなんじゃね?
 
 
 
 
うかつでした。今更といっては今更。男だったら、寝そべって5秒で気がつけよ! のび太くんが寝るよりも早く気がつけよ! 俺のバカ!! 福田先生のバカ!!!
 
 
というわけで、映画「エクソシスト」ばりに首をまげちゃろうかと思ったのですが……、「ここってエッチな風俗店とは違うわけだから、そこまでしていいのか?」なんて、似つかわしくない良心が生まれてしまい、結局首を180度曲げることはありませんでした。期待していた男性諸君、申し訳ない。次回行くことがあれば、そのときは堂々と、
 
 
振り返って、絶対領域の奥を覗いてもい〜い? ぐへへ
 
 
と聞いてきます。もしくは、
 
 
 
ボク仰向けに寝るから、お腹を踏んでよ!
 
 
 
と聞いてきます。仰向けで寝れば、絶対領域の奥にだって、視線が届くはずです。フロンティアを掴み取ることができるのです! 結果を期待して待っていてください。
※注)そういったサービスは行っておりません。
そんなこんなで、25分が過ぎ残り5分に。すると、女の子と一緒にストレッチ運動の時間の始まりです。「俺体カテエ!」そんなこんなで30分。終了でした。
 
 
 
ちなみに、さまざまなオプションもありました。例えば、黒のニーソよりもルーズソックスの方が好きならば、ルーソにすることも可能です。さらに、公式サイトでは紹介されていませんが、校長先生コースの上にもコースがありました。それは……
 
 
理事長コース
 
 
うろ覚えですが、60分で二人の女生徒がつく、という内容だったと記憶します。コースのお値段は13000円くらいだったかなぁ?
 
えっ!?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二輪車ッッっ!?
 
 
 
 
 
 
 
最先端いっています。
というわけで、帰り際に女生徒に言ってみました。
 
 
 
 
 
 
文部科学大臣コースもつくりましょうよ
 
 
 
三輪車で!!!!!
 
 
 
 
と、男のロマンを語ったら、ぷーと笑われました。そりゃそうだw
帰り際に3200円払って撤退。帰りは「いってらっしゃいませー」だったような気がします。
 
 
えっと、かなり面白かったので、機会があったらまた行ってみたいと思います。
普通のマッサージと値段もそんなに変わらないしね。効果はしらんけどw