項羽と劉邦

kiotama2007-04-27

 
知っていますか、項羽と劉邦という古代中国のお話を。まあ、日本の大部分の人は、横山光輝氏が漫画にした中国史はだいたい知っているんですよね。「三国志」「水滸伝」「史記」そして「項羽と劉邦」しかり。他にもあった気がするんですけど。正史とか演義とかあるけど、その辺は今回はいいや。
 
 
それはともかく、まあ言っちゃ何なんですけど、ボクって項羽だと思うんですよ。そして、AKB48劉邦(漢軍)かな。
 
 
そんなことを考えたら、中学生のときに習った漢文「垓下の戦い」を思い出しました。
 

項王の軍垓下に壁す。兵少なく食尽く。漢軍及び諸侯の兵、之を囲むこと数重なり。夜漢軍の四面皆楚歌するを聞き、項王乃ち大いに驚きて曰はく、「漢皆已に楚を得たるか。是れ何ぞ楚人の多きや」と。項王則ち夜起ちて帳中に飲す。美人有り、名は虞。常に幸せられて従ふ。駿馬あり、名は騅。常に之に騎る。是に於いて、項王乃ち悲歌コウ慨し、自ら詩を為りて曰はく、「力は山を抜き 気は世を蓋ふ 時利あらず 騅逝かず 騅逝かざるを奈何すべき 虞や 虞や 若を奈何せん」と。歌ふこと数ケツ、美人之に和す。項王泣数行下る。左右皆泣き、能く仰ぎ視るもの莫し。

 
項羽は、戦えば連戦連勝街道を進み、天下もほぼ統一したようなものでした。しかし、最後の最後、垓下の戦いで劉邦に負けてしまい、今まで築き上げたものを失ってしまうのです。その時、項羽の軍(楚軍)は、劉邦の軍(漢軍)に四方を囲まれ、楚国の歌を歌われ兵たちが降伏していき項羽は絶望してしまう。という話ですね。ココロに滲みます。
 
これが、有名な四字熟語「四面楚歌」の語源ですね。「周りが敵だらけで、孤立無援」っていう意味で現在は使われてますね。
 
 
 
ん? なんでボクが項羽かって? お前はそんな大物なのか! って?
 
いや、だってさ、コレを見てよ、コレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
ある意味、四面楚歌w
 
 
 
 
 
どうみても、ボクは現代の項羽です!
 
四面をえれぴょん、夏海ちゃん、ともーみちゃんまゆゆに囲まれて歌われています。これを四面楚歌と言わずして何という!
 
 
 
ああ、なんて幸せ!!w