決戦は木曜日

kiotama2007-08-09

 
今日は、ボクが唯一参加する握手会の日。木曜日。この日がボクにとっての決戦の日だ。
 
 
ボクは秋葉原にいた。ヤマギワソフトの目の前にいた。ここがボクにとっての決戦の地だからだ。
 
 
戦う相手は2人。小野恵令奈、そして松原夏海。かつてない熾烈な戦いがここで待っているだろう。ボクは朝起きてからずっと武者震いが止まらない。
 
 
ヤマギワソフトは8階建てのビルにある。都市開発が進みつつある秋葉原において、8階建てのビルは大した高さではないハズなのだが、今日のボクにはここが天を貫くほどの摩天楼に感じるのだ。しかし、ここで逃げ出すわけにはいかない。ボクは意を決して足を進めた。かの地はここの8階にあるのだから。
 
 
エスカレーター。どうやら、7階まではこれで行くようだ。そこからは階段で8階に向かうようだ。ボクは今、そびえたつ摩天楼の8階へと昇っているのは確かだ。だけれども、これは天国に向かっているのか、地獄に向かっているのか正直分からない。それくらいキモチが落ち着かないのだ。天国に向かっている、ということは確かであるのに・・・。手には汗を握っている。拭いても拭いても止まらない汗を。「彼女たちにベタついた手で握手するのは失礼だ」、そんなことは解りきっている。でもダメなんだ、汗が止まらない。心臓の昂ぶりも止まらない。
 
ボクは、キモチを落ち着けたかった。このまま8階へと歩を進めても、きっと自滅してしまうであろうから。
 
だから、ボクはエスカレーターを途中下車することにした。一度落ち着く必要があったからだ。そしてボクはエスカレーターから飛び降りた。そこは6階。6階に降りれば、そこで心が落ち着けることを知っていたからだ。ここは・・・、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
U-15を含むイメージビデオと、エッチなビデオが満載のフロアなのだ!
 
 
まず、イメージビデオの陳列棚をグルッと見回し、そしてAVコーナーへと進む。そこかしこから聴こえてくる嬌声にボクのココロは次第に落ち着いていく。そして最後に、Blu-rayのコーナーへ行き、新作を確認するのだ。
 
 
 
 
気がつくと、ボクの荒々しく猛ぶっていた心臓が、静かな鼓動を取り戻していた。
気がつくと、ボクのココロは冷静さを取り戻し、手の汗も引いていった。
 
 
この今の心境ならば、きっとえれぴょん、そしてなっつみぃとの握手もきっと上手くいくはず。ココロの静けさを取り戻したボクは、再び途中下車したエスカレーターに乗り込み、そして階段へと歩を進め、8階へと向かっていったのであった。
 
 
 
右手には握手券を、そして左手にはエッチなビデオが入ったカバンを握りしめて・・・